秋季報元大祭謹修御礼

秋季報元大祭謹修御礼

天地創元の御祭神 大祖参(おおみおやの)神(かみ)を親神として、天神地祇の御神徳を祈り奉る神道扶桑教では、毎年、春分秋分二回の報元大祭を斎行しています。大神様の御守護のもと、世界の平和と人類の共生を真願に、明るく健やかに毎日を過ごせる有難さを感じ、更に測りがたい御神縁を仰ぐ機会です。

今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当日のご参拝を遠慮し、首都圏の教導職の奉仕にて斎行致しました。皆さまには大神様の御神徳を受けられ、全国各教会においてご一緒に御祈願いただきましたことを、心より感謝申し上げます。

 令和二年九月

        神道扶桑教

大祭謹修御礼式次第

扶桑富士塚・八大龍王権現社祭を曾我修教参元が斎主を勤め斎行いたしました
扶桑富士塚・八大龍王権現社祭を曾我修教参元が斎主を勤め斎行いたしました
秋季報元大祭本殿祭にて全国から寄せらた奉賛目録が管長台下により奉献されました
秋季報元大祭本殿祭にて全国から寄せらた奉賛目録が管長台下により奉献されました

アフターコロナを推知しての所感

 皆様にはお変わりなくお過ごしと拝察いたします。

 新型コロナ感染防止対策として、太祠での神祭事は首都圏内の教導職者による奉仕で斎行していますよって皆様には全国各教会所の御神前でご一緒に祈りを捧げて頂いています。

謹みて、今上陛下と皇室の弥栄をお祈り申し上げ、教信徒皆様のご壮健を願い、さらに、この度のコロナの終息、豪雨災害からの一日も早い復興、世界中の平安を心から大神様にお願い申し上げています。重ねて日々、コロナの感染防止や患者さまの治療に携わっている医療従事者の方々のご苦労に心を寄せご無事と安全を祈ります。

今より丁度、四百年前の元和六年(一六二〇年)七月江戸につき倒し(コレラ)が蔓延し多数の死者が出た折、御開祖角行様は「おふせぎ」を市民に配り人々をお救けになりました。このたび、ご直伝の「おふせぎ」を多くの皆様に頒布いたしました。教会教信徒の皆様には 御開祖角行様の御守護のもと、コロナの脅威に屈することなく、感染防止に心掛け、健康な毎日をお過ごし下さい。

省みるに今から100年前、世界をスペイン風が襲いました。

その時の世界はどうだったでしょうか。第一次世界大戦(1914〜1918)後、国際連盟(1920.1.10)が設立。さらには、第一次世界大戦からの過剰生産が原因となり3月には世界恐慌が発生。日本でも影響は大きく、この年に、日本最初のメーデー。普通選挙の要求運動。平塚らいてう、市川房枝らによる新婦人協会の結成など、大正デモクラシーといわれる民主化運動が活発になったときであります。経済活動では蒸気、ガスエネルギーから電気エネルギーへの変換が行われました。また1619年オランダのKLM、オーストラリアのカンタス航空などが設立され、海路から空路へ移動手段が革新。そしてアメリカのKDKA局からラジオの民間放送が開始され広域に多数の人々へリアルタイムで情報が伝えることが可能になりました。地球グローバリズムすなわち新世界秩序の考えが提称されたのもこのころです。

100年後の現在はどうでしょうか?そして近未来は?

今もなお覇権を争う紛争は絶えず、満足を知らない生産活動は地球環境を破壊しながら世界中の富が一握りの裕福層に集約され貧富の格差拡大がピークな結果となっています。

AI人工知能の発達、ITや5Gによる通信情報の網羅。それによるデータセンターの電力需要の増加は拡大し「2030年までには、全世界の電力要件の最大13%はデータセンターで消費されるだろう。そのためには、持続可能な電力供給が必要だ。」(E.ONの取締役Karsten Wildberger氏)との見解がなされています。故に、これからは化石エネルギーから自然、バイオマス、再生エネルギーへの転換が必須です。私たちの生活でも、働き方改革が提案され、人間らしく生きることやスローライフが見直されています。すなわち、これまでの価値観からの脱却、さらには文明から文化への変革が始まったと考えます。

実は、ウイルスとは、そのような時代の大変革時に必然的に出現するものではないのでしょうか。「善悪、姿」は別としてこの度の新型コロナウイルスは、神仏や自然への恐れを知らず、力と金で地球を把握し、ひたすらに巨大になることのみを正義とした私達の増長と傲慢。顧みられない多くの犠牲を生じながらも地球の摂理に生かされていることへの感謝と思いやりを忘れた現代人への警告のため、権現した憤怒明王なのかも知れません。さらにウイルスは事象を起こすのではなく、潜在的に起ころうとしている変革をスピードアップ・後押しする働きがあるのだと考えます。実際、5Gやテレワーク・オンライン会議や電子マネーは急速に生活に浸透していますよね。LGBTや肌の色での差別行為こそ慢侮される行為です。価値観の多様性を受け入れて連帯を強めることが人類をさらに進化させるでしょう。地球倫理の確立を切望します。そして私達には「アフターコロナ」を生きるために豊かな想像力が求められているのです。いよいよ、私達の日常は大変化を起こし「これまでの常識はこれからの非常識、これまでの非常識はこれからの常識」となると期待します。

百年に一度の大変革の今、私達は一旦、立ち止まり大きく深呼吸をすることも大切です。富士山へ登る時と同じです。ときどき休憩をとり眼下を眺め、まずは体内の空気を吐き切るのです。吸うのではなく、吐き切ることが大切なのです、そうして、只、力を抜くと有難いことに神様は自然と空気を躰に授けてくださいます。そして新たな気持ちで頂上を目指して一歩づつ進めば良いのです。

日本でのコロナの感染被害は他国にくらべ、軽症であることはご承知の通りです。感染防止には何よりも手洗いが必須と言われます。私達は手を洗うことは「心を清める」と同じと考えますので手洗いに違和感はありません。また家では靴を脱ぐ、お箸で食事をいただく習慣などなど、私達は今回、日本文化に助けられたと言えます。「文明」を追いかけてきた私達ですが、今一度立ち止まり改めて「文化」を見直す必要があるでしょう。

太祖参神さまが創造された、この世界で、参神さまの御守護を授かり「恙無く過ごせる有り難さ。日々無事で息災であることがどんなに有難いか」をコロナの脅威に怯えることで、私達は教わりました。そして先人から伝わる文化がいかに重要かを再認識しています。

コロナの影響で暗くなりがちな職場や家庭でも大神様のお護りをいただいていることを強く心の支えとして、周りの人々に対し常に「優しく明るく」あってほしいと願っています。どうか御神前を照らす灯明のごとく世の一灯となって下さい。小さな一灯は扶桑の道を歩む皆様で心を合わせることにより天にも届く大篝火(おおかがりび)となり世界平和の標(しるべ)となると確心しています。

さて、いよいよ来年は冨士道御開祖角行様御生誕四百八十年の嘉節を迎えます。皆様の御奉賛とお力添えを頂いています冨士山元祠修理の事業はコロナの影響でいささか遅延していますが、最大の努力を傾倒して取り組んでいます。立教の聖地として、先輩先人の皆様が大切に守って来て下さった元祠を大切に伝えて参ります。

私達は、これからも富士信仰の伝統を守りつつ、祈りの本道を歩む覚悟です。ひたすらに一条の祈りを捧げ、皆様と共々に測り知れない尊いむすびのもと「天地平安・萬人安福・他のために祈る斯の道」に尚も一灯を掲げ更に一歩を進めさせて頂きたいと祈り念じ申し上げます。

                        令和2年8月31日 

冨士道第十二世神道扶桑教第六世管長 宍野 史生

冨士神法大祈祷厳修の御礼

例年六月三日、冨士吉田の冨士山元祠で斎行の開山御神火大祭は新型コロナ感染防止のため東京の冨士山太祠にて冨士大祈祷として中興元祖食行身禄さま享保三年旧七月十三日都天還原神界霊立二百八十七年の八月三十一日をもって斎行いたし、全国から寄せられたご祈願を大神様にお祈り申し上げました。
無事に厳修叶いましたこと心より御礼申し上げます。

大 教 廳

8月31日冨士山太祠に於いて冨士大祈祷が管長台下を神事司に生沼邦彦大道彦はじめ近辺の教導職者により斎行されました。
8月31日冨士山太祠に於いて冨士大祈祷が管長台下を神事司に生沼邦彦大道彦はじめ近辺の教導職者により斎行されました。

富士講まつりを斎行しました

7月12日富士山太祠で富士講まつりを斎行しました。今回は新型コロナ対策に関する政府のガイドラインに添い、神事員、参列者を30人に限り、手指消毒、式場換気など予防対策を行いました。
富士講先達(萬福講社 生沼邦彦、安房冨士教会 坂本文藏、割菱八行講社 秋元瑞穂、小山一心講社 荒川英行、)が伝統の御焚上神事を斎行し、参列者には御開祖角行さま御直伝秘符「おふせぎ」が授けられました。また宮内庁掌典 堤公長さまにより富士道七世宍野 半 初代管長と富士道十二世宍野史生現管長の歌が披講されました。
儀式殿では、神振行事として「第五回富士塚寄席」が雷門小助六師匠はじめ三増れ紋さん春風亭柳若さん桂伸ぴんさんの出演により開席されました。

堤公長さまによる披講奉納
堤公長さまによる披講奉納
富士講先達による御焚上神事
富士講先達による御焚上神事
第五回富士塚寄席
第五回富士塚寄席

緊急事態宣言解除後の方針について

教内関係者 各位


 皆様には、この度の新型コロナウイルス感染防止に対して真摯に取り組まれさまざまなご苦労があったことと拝察し、心より感謝申し上げます。
 本日5月25日、首都圏4都県(東京・埼玉・神奈川・千葉)と北海道の緊急事態宣言が解除され、全国的に全面解除となりました。しかし、まだ第二波の発生も懸念されている状況で、予断は許されません。引き続き感染防止へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
 本部におきましては解除に伴い、下記のとおり神祭事斎行の再開を致したいと存じます。各教会・神事所においても、地域やご信徒様方と協議され、感染防止策を設けた上で神祭事斎行の再開をされますよう、お願い申し上げます。

① 6月3日御神火大祭は、8月31日に延期を想定しています(富士吉田市の状況を確認してから進めて行きます)。なお、6月3日当日は太祠より遥拝にて開山奉告を斎行します(ご参列・奉仕は遠慮いたします)。
御神火大祭ご祈願のお申込みは、8月31日まで延長しています。
② 太祠の神祭事ご参列・奉仕は、6月12日より再開いたします。なお、感染防止のため、来訪者様への手指の消毒や、着席の際にはソーシャルディスタンスを保つ等充分に配慮いたします。また、直会・茶菓接待には包装やペットボトル等での対応とさせていただきます。
③ 7月12日冨士塚まつりの開催は、関係者のみにて冨士講お焚き上げを斎行する予定です。
④ 御神實供奉冨士登拝修行は中止いたします。
⑤ 冨士山天拝宮は閉宮いたします。各教会・講社のご祈祷は本部までお問合せ下さい。
⑥ 吉田の火祭り(富士吉田市)は中止が決定していますが、冨士山元祠での閉山祭は、関係者のみで斎行の予定です。
⑦ 御神實ご巡幸(南関東教区)は、来年に延期いたします。
⑧ 秋季報元大祭は、例年通り斎行の予定です。

以上

※ 上記は5月25日現在での当面の対応です。
これ以降は、状況を見ながら変更も有り得ることをご承知おき下さい。

令和2年5月25日
神道扶桑教

今年の冨士山吉田北口登山道は閉鎖

山梨県は5月15日、富士山登山者の約6割が利用する登山道「北口吉田ルート」を、本来の山開きである7月1日から冬季閉鎖前の9月10日まで通行止めにすると発表しました。
本教ではすでに先日の全山小屋の休業決定を受けて八合目天拝宮の閉鎖を決定しています。 

参考記事:富士山「閉鎖」へ 吉田ルート通行止め
産経新聞 5/15(金) 15:53配信 

開山御神火大祭および本年の冨士山諸行事についてのお知らせ

 新型コロナウイルス感染症につきましては、政府をはじめ、医療従事者の懸命のご努力をいただきながら、全国的に終息を図っておりますが、先ごろ緊急事態宣言の延長が発出され、引き続き「3つの密」を避けるため各地のイベント等の自粛要請が続く状況にあります。
 本教は、毎年6月3日富士吉田市の冨士山元祠にて「冨士山開山御神火大祭」を斎行しておりますが、先日、冨士山の各登山口において山小屋が「2020年の営業を一斉に休業する」また、富士吉田市が「8月26日吉田の火祭りを中止する」と、発表されました。
 このことを受け、慎重に検討を重ねました結果、新型コロナウイルス感染防止とご参拝各位の健康確保、また奉仕員の移動などによる感染リスクを考慮して、下記のとおり冨士山諸神事を一部延期・中止とさせていただきます。ご参拝・奉仕を予定されていた皆さまには誠に恐縮でございますが、何とぞ諸事情ご賢察賜わり、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。


1 御神大祭は延期します。
6月3日開山御神火大祭は延期し、3日当日は東京都世田谷区の扶桑教太祠にて開山神事を教導職のみで遥拝式として行います。延期とする御神火祭の斎行日時は、食行身禄さま三十一日の御行結願の8月31日(旧暦7月13日)を想定していますが、富士吉田市の状況等を見据えて、決まり次第にホームページ等でお知らせします。
なお、御神火祭御祈願のお申し込みは8月末まで継続します。

2 八合目天拝宮は開設しません。
7月〜8月の冨士登拝修行および冨士山八合目天拝宮神事は中止し、冨士山元祠にて謹修します。
冨士講各講社のご祈祷については、ご希望により扶桑教太祠または冨士山元祠にて御神實天拝神事を斎行します。

3 御巡幸を延期します。
9月の南関東教区への御神實御巡幸は、来年に延期します。

​※ご不明な点は、神道扶桑教本部へお問い合わせ下さい 。お手数ですが、お問い合わせ内容と連絡先をFAXにて送信下さいますようお願い申し上げます。(お問い合わせ先FAX 03-3321-0268)

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