1月12日冨士山太祠にて初月次祭福徳歳開祭を斎行しました。政府からの新型コロナ緊急事態宣言発生を受け、祭事奉仕の教導職および太祠関係者のみでの斎行といたしました。管長台下より参列者と全国教信徒さまに授与される神札に金幣神事が授けられ大神様の福徳を賜りました。
神賑行事として富士塚寄席を開席いたしました。少数での開席となり残念でしたが、三遊亭花金さん 桂小すみさん 雷門小助六師匠の熱演でコロナも吹き飛ばされたようでした。
新玉の年を迎えおめでとうございます。昨年中は新型コロナ感染防止のため、大祭をはじめ神祭事の縮小を余儀無くいたしました。冨士山も登山道が閉鎖となり八合目天拝宮も元祖室も開くことができない寂しい御山でした。
そのような中でも皆様には、さまざまにお支えいただきお陰様で大神様へのご奉仕を勤めることが叶っています。心から心から感謝の御礼を申し上げます。
いよいよ本年は御開祖藤原東覚角行さまの御生誕四百八十年を迎えます。この喜びの年を皆様と共にお祝いできることこそが有り難く存じています。
さて、いまだコロナの脅威がおさまらないなか私達も「新しい日常」を模索しながらの毎日です。
コロナといえども、インフルエンザですので、感染防止は日頃からのマスク・手洗い・うがいの衛生作業を徹底するのが必須でしょう。
世の中では「コロナに打ち勝つ」と言っていますが、コロナとて地球上での物質(非生物?)です。国連も政府も「生物の多様性を守る」目標を立てている昨今ですが(私は万物の多様性と言い換えてます)コロナを敵視するだけが解決策なのでしょうか?疑問です。近代の人類はグローバルを旗印に経済繁栄を追い求め、それに阿諛迎合する政治は権力を濫用し矛盾を誤魔化し、その結果、紛争・搾取・貧困・環境汚染などさまざまな犠牲を生んできました。それらの犠牲に対して哀れみや思いやり、自然への感謝の気持ちすら忘れ、自己保身のみに奔り貪欲に足ることを忘れた「人類」となってしまいました。しかし、今ここに来て新人類?たちの価値観は大きく変化しています。
今こそ百年前からの新世界秩序論が瓦解し人類が変わるターニングポイントです。
○民主主義(多数決論)、普通選挙制度の崩壊(アメリカ大統領選挙のブザマさ)
○5Gによる通信環境の劇的進化
○電子マネーによる国家貨幣への信用の変革
○脱炭素化に向けた再生可能エネルギーなどへの、エネルギー転換
などなど、大変革の時期到来です。
コロナはこういう時代に人類に反省を促し、警告を与え、変革を後押しするために必然的に出現した憤怒明王ではないでしょうか。故に、私達はコロナの出現の真の意味を認知しなければならないと思います。
私達は猛省し、犠牲(地球)に謝罪し、原因を分析し、その対策を実施しなければなりません。そしてそこには「天地平安・万人安福・他が為に祈るこの道」と真願を立てられた御開祖角行さまの御教えを遵奉し五大神勅を仰ぎ、明治帝より授かった三条教憲 「一、敬神愛国ノ旨ヲ体スベキコト 一、天理人道ヲ明ニスベキコト 一、皇上ヲ奉戴シ朝旨ヲ遵守セシムベキコト」と冨士道の三箇の掟「一、良き事をすれば良し、悪しき事をすれば悪し。ニ、稼げば富貴にして病無く命長し。三、怠ければ貧にして病あり命短し。」を日々実践するのみです。
コロナにより死亡された方々に哀悼を捧げます。また治療中の患者さんのご回復を大神様にお祈りしています。
百五十万人余の死者を出し、世界に恐怖を与えている憎きコロナですが、第二次世界大戦の六年間で八千万人余を殺戮した人間はもっと怖い生物です。私達は猛省しましょう。
冨士道第十二世 神道扶桑教 管長 宍野史生
秋季報元大祭謹修御礼
天地創元の御祭神 大祖参(おおみおやの)神(かみ)を親神として、天神地祇の御神徳を祈り奉る神道扶桑教では、毎年、春分秋分二回の報元大祭を斎行しています。大神様の御守護のもと、世界の平和と人類の共生を真願に、明るく健やかに毎日を過ごせる有難さを感じ、更に測りがたい御神縁を仰ぐ機会です。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当日のご参拝を遠慮し、首都圏の教導職の奉仕にて斎行致しました。皆さまには大神様の御神徳を受けられ、全国各教会においてご一緒に御祈願いただきましたことを、心より感謝申し上げます。
令和二年九月
神道扶桑教
皆様にはお変わりなくお過ごしと拝察いたします。
新型コロナ感染防止対策として、
謹みて、今上陛下と皇室の弥栄をお祈り申し上げ、
今より丁度、四百年前の元和六年(一六二〇年)
省みるに今から100年前、世界をスペイン風が襲いました。
その時の世界はどうだったでしょうか。第一次世界大戦(1914
100年後の現在はどうでしょうか?そして近未来は?
今もなお覇権を争う紛争は絶えず、満足を知らない生産活動は地球
AI人工知能の発達、ITや5Gによる通信情報の網羅。
実は、ウイルスとは、
百年に一度の大変革の今、私達は一旦、
日本でのコロナの感染被害は他国にくらべ、
太祖参神さまが創造された、この世界で、
コロナの影響で暗くなりがちな職場や家庭でも大神様のお護りをい
さて、いよいよ来年は冨士道御開祖角行様御生誕四百八十年の嘉節
私達は、これからも富士信仰の伝統を守りつつ、
令和2年8月31日
冨士道第十二世神道扶桑教第六世管長 宍野 史生
全国富士講睦会が共催しています富士山大賞への作品を募集しています。
日常生活などで富士山を詠んだ短歌を投稿してください。応募費用は無料です。皆さま是非ご応募してください。
応募要項は「富士山大賞」ホームページをご覧ください
7月12日富士山太祠で富士講まつりを斎行しました。今回は新型コロナ対策に関する政府のガイドラインに添い、神事員、参列者を30人に限り、手指消毒、式場換気など予防対策を行いました。
富士講先達(萬福講社 生沼邦彦、安房冨士教会 坂本文藏、割菱八行講社 秋元瑞穂、小山一心講社 荒川英行、)が伝統の御焚上神事を斎行し、参列者には御開祖角行さま御直伝秘符「おふせぎ」が授けられました。また宮内庁掌典 堤公長さまにより富士道七世宍野 半 初代管長と富士道十二世宍野史生現管長の歌が披講されました。
儀式殿では、神振行事として「第五回富士塚寄席」が雷門小助六師匠はじめ三増れ紋さん春風亭柳若さん桂伸ぴんさんの出演により開席されました。