神道扶桑教 本部 / 宍野史生 のすべての投稿

春季報元大祭が斎行されました。

3月19日から21日 富士山太祠において春季報元大祭の諸祭事が斎行されました。19日夕刻、境内 龍神門 斎庭で招霊された御霊は管長台下の御親祭により本殿内陣の霊殿に奉安されました。
翌20日 朝に青山霊苑 扶桑奥都城で奥都城祭、昼から太祠で物故教導職式年慰霊祭を斎行、夕刻に前日祭が斎行されました。21日は珍しい雪になり、境内は数日前に開花宣言がなされた桜と雪で飾られました。大祭に先立ち永年勤続教導職に褒賞が管長台下から授与され、続いて教嗣を始めとする女子教導職により奉仕されました。

[合祀祭]夕刻  龍神門 斎庭で招霊をなさる管長台下。
[合祀祭]夕刻 龍神門 斎庭で招霊をなさる管長台下。
[合祀祭]新御霊は霊殿に奉安されました。
[合祀祭]新御霊は霊殿に奉安されました。
[物故教導職式年慰霊祭]三条教憲奉唱を先導する吉田純一宣教主任
[物故教導職式年慰霊祭]三条教憲奉唱を先導する吉田純一宣教主任
[大祭]富士瑞光章を受ける坂本文蔵 教議会議長
[大祭]富士瑞光章を受ける坂本文蔵 教議会議長
[大祭]女子教導職で奉仕されました。
[大祭]女子教導職で奉仕されました。

東日本大震災の追悼と鎮魂ならひに復興合同祈願式が斉行されました

3月14日 福島県浪江町大平山霊園 浪江町震災慰霊碑においてWCRP世界宗教者平和会議日本委員会主催による「東日本大震災の追悼と鎮魂ならひに復興合同祈願式」が開催され管長台下と武山孝行仙台発心教会長(兼 扶桑教東日本大震災復興支援事務所長)が参列し祈りを捧げました。

厚生年金加入問題について

3月7日 曹洞宗大本山總持寺に於いて開催の公益財団法人全日本仏教会代議員会議にて厚生年金加入問題に関する審議があり、管長台下は日本宗教連盟事務局長として出席されました。

厚生年金加入問題について
平成27年1月末から日本年金機構から全国の小規模の寺社、教会に厚生年金加入通知が届き混乱した。
混乱の原因は
①加入を促進する文書が強制的であり誤解を生じていること。
②小規模寺社教会には厚生年金制度がなじまないこと。などが考えられる。
現在、日本宗教連盟が窓口となり厚生労働省年金局と宗教法人の特殊性に鑑み、実態に合った適正な制度加入の促進にむけ話合いを開始している。それらが整理されるまでの間、未加入宗教法人に加入通知など加入促進の一時停止の処置がなされることとなっている。
[被包括宗教法人でお困りの方は本部までお問い合わせください。]

平塚ロータリークラブで講演

2月22日 平塚ロータリークラブで管長台下が「富士信仰について」講演されました。佐世保教会 西村裕子教師(平塚ロータリークラブの会員)の依頼によるものです。管長台下は山装束の御姿で富士登拝のようすや富士講の歴史を紹介されました。

左から 片野之万会長  管長台下  西村裕子教師 加藤公子教師
左から 片野之万会長 管長台下 西村裕子教師 加藤公子教師

平成三十年 初月次福徳歳開祭が斎行されました

1月12日富士山太祠において初月次福徳歳開祭が管長殿御親祭のもと斎行されました。境内の富士塚に奉斎の蓬莱亀岩八大龍王権現社を参拝の後、本殿にて一人一人、福徳金幣を授かり本年中の無事平安と開運福徳宝生を祈願しました

富士塚での龍王権現宮の祭事
富士塚での龍王権現宮の祭事
本殿大床より金幣を戴きます
本殿大床より金幣を戴きます
一人一人に金幣が翳され大神さまの福徳が授けられました
一人一人に金幣が翳され大神さまの福徳が授けられました

新年祭事が斎行されました

富士山太祠では新年祭事が管長台下御親祭により斎行されました。
管長台下は元旦12時に年迎えの第一鼓を合図に歳旦祭を斎行。明けて10時に賢所遥拝し皇上陛下の御安寧と国家平安を祈られました。続いて富士塚 亀岩八大龍王権現社祭を斎行されました。

年明けを待つ富士山太祠
年明けを待つ富士山太祠
歳旦祭
歳旦祭
賢所遥拝
賢所遥拝
富士塚 亀岩八大龍王権現社祭
富士塚 亀岩八大龍王権現社祭

新年ごあいさつ

新玉の新年を迎えお祝い申し上げます。皇上陛下の御安寧と我が国の安泰を謹んで祈念申し上げます。そして皆様にとって今年も素晴らしい一年でありますようお祈りいたします。
さて昨年は私たちの長年の願望でありました富士塚が太祠境内に復興いたしました。「松原のお富士さん」と親しまれていた扶桑富士塚は江戸市中の富士講社が競って石碑を築きあげた高さ10mを誇る立派なものでありました。さらに、お胎内(洞窟)と池を設備し、胎内参り(安産のお願い)も賑わっていました。しかし昭和20年5月20日の空襲で華頂宮さま所縁の本殿はじめ境内建物は消失し富士塚も罹災いたしました。そのため富士塚は当局よりの立ち入り禁止を受け、取り壊しを余儀無くされました。罹災より七十年、この度、全国富士講睦会結成八十八周年の記念事業として「松原のお富士山」を復興いたしました。(復興造営では現在の建築要件に合わせ、高さを3m70cmの実物大の1/1000としました。)富士塚の三大要件とされる「①富士山の黒ボク石(溶岩)を使用する②頂上に浅間社(木花咲耶姫)を祀る③登山道を配し登れる」を満たし且つ、西方には御開祖 角行さまが修行をされた人穴(富士宮市)また七合目には蓬莱山亀の岩八大龍王社を配置した本格的な富士塚といたしました。(黒ボク石は70年前に取り壊した残石と富士吉田市の富士山元祠に取り置いていた古いものを使用しました。また「伝統石積」の技術により総て「組み上げ技法」により築かれました。現在では黒ボク石は採石禁止ですので、このような大規模な富士塚の造営は今後、不可能と存じます。)
此度の復興造営では岡村耕治さま(鹿島建設設計士)小林保義さま(石積み工事)芝江貞徳さま(芝江組)鴨志田潔さま(造園工事)山田賢治さま 小柴石材さま 辻村栄輔さま(胎内設備)はじめ多くの皆様のご尽力とご奉仕に深く感謝申し上げます。平成二十五年ユネスコが「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として富士山を世界遺産登録し、これにより山梨、静岡のみならず江戸の富士講文化も再び見直されてきています。今後は此の「平成の富士塚・松原のお冨士さん」が冨士信仰文化と江戸富士講の伝統を継承する拠点と成ることを期待しています。更に三年後に迎える御開祖藤原角行様ご生誕四百八十年、中興元祖食行身禄様ご生誕三百五十年の記念大祭に向けて富士吉田の元祠本殿の修復にも邁進いたしたく存じています。私達は四百五十年に渡り伝えられてきた冨士信仰の祈りの姿を変えることなく後世に引き継ぐ努力を傾倒する覚悟です。皆様のお力を結集しての御奉賛を心からお願い申し上げます。

平成三十年 元日
富士道第十二世
神道扶桑教 管長 宍野 史生

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静岡県富士山世界遺産センター開館

12月22日 静岡県富士山世界遺産センターの開館式に管長台下が参列しました。
この施設は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」を後世に守り伝えていくための拠点施設で
富士山を「永く守る」、「楽しく伝える」、「広く交わる」、「深く究める」の4つの柱を事業として、国内外の多くの方に歴史、文化、自然など、富士山を多角的に紹介しています。
本教も展示に資料を提供しています。皆さま是非ご観覧ください。

入り口 正面に大鳥居、左手にセンター施設、右奥に富士山を望む
入り口 正面に大鳥居、左手にセンター施設、右奥に富士山を望む