イスラム国による人質事件について

    このたびの二人の邦人がイスラム国に拘束された事実に深い悲しみを感じ、
  一日も早い解放と無事の帰国を祈ります。私たちは、いかなる理由があろうとも、
  主義主張を達成するために、暴力や恐怖による脅威に訴える行為を絶対に許しません。
  日頃、私たちは宗教間協力のもと、イスラム教の方々とも交流を深めています。

    イスラムの教えは寛容で互いを思いやり平和を希求する尊敬すべき宗教文化です。
  私たちは皆様にこのたびのイスラム国の行為が、世界のイスラム教とは異なる行為である
  ことを認識し、誤解のないよう周知します。

    そして、私たちは国内外においてこれまで築き上げてきた信仰者の交流を基に世界の
  諸宗教間の対話を一層深め世界平和実現に向け行動を進めることを呼びかけるもので
  あります。

   みなさん、二人の早期解放を祈りましょう。

    平成27年1月24日          神道扶桑教 管長 宍野史生

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