公益財団法人日本宗教連盟 第6回宗教文化セミナー「美しき日本の残像〜古民家再生と日本再生」をテーマに開催

セミナーでは、失われつつある日本の情景を誰よりも愛するが故に、古民家再生を通じて地域を再興するプロジェクトを完成された、東洋文化研究者のアレックス・カー氏をお招きしてお話しをいただきました。氏からは私達自国民が「不便」の解消のためにどれほどの自然と文化を失ってきたか。に厳しい警告を示されました。また古民家再生プロジェクトにあたっては、地元住民や行政機関との折衝にたいへん苦労されたと伺いました。利便性の陰で私達が見過ごしてきた日本の文化を見事に発掘された氏のお話は興味深く、私たちは深い反省を覚えました。
二部は田中恆清理事(神社本庁総長)との対談がおこなわれました。最近、都市部のみならず地方の寺社仏閣においても伝統的文化の伝承が危機的な状況下にあることが危惧され、将来への明確な展望を示すべきなど、活発な意見交換が展開されました。

左  田中恆清理事    右  アレックス・カー氏
左 田中恆清理事 右 アレックス・カー氏

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